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なう!/SAKANAMON

邯鄲の夢

歌:SAKANAMON 作詞:藤森元生 作曲:藤森元生


七十万時間の約三分程を
(ななじゅうまんのじかんの やくさんぶんほどを)
得に成らぬ恥を掻き捨てた刹那だとしよう
(とくにならぬ はじをかきすてたせつなだと しよう)

欲が織り成すその場限りの景色には当て所無い価値がある
(よくがおりなすそのばかぎりのけしきには あてどない かちがある)

波に乗り損ねた
(なみのり そこねた)
はい残念それまで
(はい ざんねんそれまで)
必死で沸かした微温湯の中で
(ひっしでわかした ぬるまゆのなかで)
故意に零した 最早これまで
(こいにこぼした もはやこれまで)
所詮凡愚と笑い出すよ
(しょせんぼんぐとわらいだすよ)

綴る無けなしの言葉 未読の儘で
(つづるなけなしのことば みどくのままで)
激しく投げかけた音が通り過ぎる
(はげしくなげかけたおとが とおりすぎる)
可笑しな君の日々の傍に
(おかしなきみの ひびのそばに)
それも何時しか記憶から消える迄
(それもいつしか きおくからきえるまで)

平凡たる者は雑魚に目もくれない
(へいぼんたるものは ざこに めもくれない)
無情にも針は絡まない
(むじょうにもはりは からまない)
僅かにつまされたならず者だけが
(わずかにつまされた ならずものだけが)
逝かないで逝かないでと泣き出すよ
(いかないで いかないでと なきだすよ)

君のゴミ箱に落ちた景色の中で
(きみのゴミばこにおちた けしきのなかで)
鳴り止む様々な音が虚無に帰る
(なりやむさまざまなおとが きょむにかえる)
性懲りも無く 唯 恥を描く
(しょうこりもなく ただ はじをかく)
それも何時しかこの世から消える迄
(それもいつしか このよから きえるまで)

糞在り来たりな餌で蝿が集れば
(くそ ありきたりなえさで はえがたかれば)
僕の下らない言葉は腐れ落ちる
(ぼくのくだらないことばは くされおちる)
可笑しな君の日々の傍に
(おかしな きみの ひびのそばに)
どうせ何時しか記憶から消える迄
(どうせいつしかきおくからきえるまで)

性懲りも無く 唯 恥を描く
(しょうこりもなく ただ はじをかく)
この世から消える迄
(このよからきえるまで)

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